『The CREATORS』参加レポート&主催者インタビュー!そして、気になる次回開催は?

2024年4月19日、20日開催のクリエイターのための大規模交流イベント『The CREATORS』が秋葉原UDXで開催されました。

このレポートでは2日にわたる開催内容を写真を交えてお伝えします。

数多くのクリエイターが参加した『The CREATORS』は漫画、アニメ、ゲームといった業界を超えたクリエイターが集うイベントで、開始時間の午前10時から参加者が列を作り並んでいました。

UDXの広いホールの交流ラウンジには交流用のテーブルが置かれ、さっそく参加者が名刺交換をしたり、イラストレーターはタブレットでイラストを見せて熱心に話をしていました。そのほか『The CREATORS』では、14社にもなる出張編集部ブースがずらりと並び多くのクリエイターが熱心に商談をしていました。「いつもの出張編集部と違い、いろいろな人と話をすることができた」「これまであまり接点のない業種の人とも会話ができた」と出展社の方は話をしており、意外な出会いや発見があったと楽しそうに話す姿が印象的でした。

1日目の夜には懇親会が開催され、記者も参加。

昼間はイラストレーターやクリエイターが多く参加していましたが、夜はゲーム会社の方も多く参加し、昼と夜で違う分野の方と交流ができるのもこのイベントの魅力だと思いました。ゲーム会社の方はイラストレーターや声優との接点ができ、収穫があったと語る声も聞かれ1日目の夜は更けていきました。

2日目も朝早くから参加者が受付に並び、UDXは熱気に包まれていました。昨日と続けて参加する方もいましたが、新しく参加される方も並んでいて多くの新たな出会いがあったようです。

4階ではCAMPFIRE社によるクラウドファンディングについての講演や、ゲームクリエイターズギルド社によるゲームクリエイターを招いての講演も開催され多くの来場者が真剣に聞き入っていました。講演を聞きに来たというゲーム会社の男性は「貴重な話を聞くことができて参考になった」と答えてくれました。

また、18にも及ぶ企業ブースでは、ゲームパブリッシャーやライトノベルの出版社、クラウドファンディングのサポートや中国語への翻訳を行う企業など様々な企業がありこちらでも盛んに商談が行われていたようでこちらでも、様々な出会いがあったようです。

そして2日目の夜も懇親会が開催され、また大勢のクリエイターが交流を行っていました。東京という土地柄もあってか、アニメ会社やテレビ局の方も参加されるなど幅広い方との接触ができたことが魅力の懇親会で、記者も積極的に名刺交換をしたのですが、約100枚くらいの名刺があっという間になくなった2日間でした。出展者からはまた参加したいとの声も多く聞かれ、有意義な交流会だったと感じた方も多そうです。

最後に主催の土橋氏の締めの言葉と参加者全員の拍手喝采で幕を閉じた「the Creators」。ここから数多くの新しいプロジェクトが動き出すことになるでしょう。次回の開催は2024年後半を予定しています。

開催を終えた土橋さんにインタビュー

■「The Creators」を開催したきっかけは?

土橋さん 2023年に2回交流会を開催しました。4月には400人に来場いただき、9月には600人近い参加者に来ていただいたので、懇親会以外にも需要があるのでは?と考え、日中に開催することでより違う出会いや交流につながると考えて開催しました。

■参加者がより参加しやすくする狙いがあったのですね

土橋さん 懇親会はどちらかというとクローズドなイベントが多いのですが、オープンにして開催時間も日中と夜にすることで、違う効果があるんじゃないかと考えていました。

結果として、開催時間の10時前から参加者が並んでくれたりして、これはまったくの予想外で熱量高い人が来てくれているなって感じました。

■これまで来なかった職種の方も来られたのでしょうか?

土橋さん 懇親会だとクリエイターの方はあまり来ないこともありますが、今回はクリエイターが多く参加して新しいつながりができたみたいです。従来通り企業の方も多く参加したのですが、2日開催で2,300人の方に参加いただきました。その中でも、イラストレーターが200名(20%)、漫画家が(10%)100名、(資料参照)参加される珍しいイベントになったと思います。名札をジャンルごとに色分けをしていたので、自分が話したい相手を見つけやすかったというのもあって交流も盛んになったみたいです。

■出張編集部の方も新しい出会いがあると言われていました。

土橋さん 出張編集部というと、同人誌即売会のコミティアが一番規模が大きいのですが、「The creatos」のようなイベントに出張編集部が参加することは珍しいんですね。参加者の中には出張編集部にふらっと訪ねてくる人もいたり、仕事を探しているクリエイターが相談することで少し違う形の出会いになるのでは?と思っていました。開催した結果、当初の狙い通りになってよかったと思います。クリエイターだけでなく、企業と出版社の商談もあったみたいで新しい出会いになったと感想をもらいました。

■2,300人という参加者は想定通りでしたか?

土橋さん まったく新しいイベントで、しかも日中から夜まで2日間開催だったので、目標としては予測がつかなかったのですが結果として2,000人を超えるイベントとなりました。人数が増えたのは、参加する方が知人や友人も連れてきてくれたので、それで増えたのが大きかったですね。

■セミナーに参加する人も多かったですね。

土橋さん これも初めての試みでしたが、セミナーや勉強の場にも熱心に参加するかたが結構多くて、自分の創作活動に熱意のある人が多かったイメージがあります。

■出展した方の感想はいかがでしょう?

土橋さん 想定よりも商談ができたと聞いています。今回、税理士をクリエイターに相談するサービスの会社が参加していたんですが、年間契約も結構な数取れたみたいですね。サービスによってはクリエイターにピンポイントに刺さるものがあって、多くのクリエイターに話ができたのが大きいと思います。

■気の早い話ですが、次回はどうなりますか?

土橋さん 年内開催を予定しています。今回の開催で細かな改善点も見えてきたので、ブラッシュアップしていきたいですね。レイアウトの改善なども考えています。Xで告知しますのでフォローをしてもらえると嬉しいです。

なんと次回開催は年内。次の「The Creators」でも様々な出会いと交流があることでしょう。

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